シャン・チーは1973年に初めて登場したマーベルのキャラクターなので、コミック版を知らなければ、ほとんどの方がご存じないのが現状です。
しかし、本作品は想像以上の迫力があるので、ぜひとも観ていただきたい作品です。
「名前を聞いてもピンと来ず見に行かなかった」なんて事にならないように、魅力を伝えていきます!
作品紹介
監督
Destin Daniel Cretton(デスティン・ダニエル・クレットン)
主演
Simu Liu(シム・リウ)
Awkwafina(オークワフィナ)
Tony Leung(トニー・レオン)
Meng’ er Zhang(メンガー・チャン)
日本公開
2021年9月3日
上映時間
132分(2時間12分)
製作国
アメリカ
シャン・チー役のSimu Liu(シム・リウ)について
シャン・チー役のシム・リウは、MARVELにアジア系のヒーローの登場作品が公開されることを知り、無名時代から本作に出演したいとTwitterでMARVELにアピールしています。
そして、オーディションを受け2019年7月に見事に主役に抜擢されました。
シム・リウは、MARVELにアピールをした最初のツイートの時は「フォロワーは500人くらいだった」と語っていましたが、現在ではTwitterとInstagramで多くのフォロワーを獲得し、見事に誰もが名を知るハリウッド俳優となったのです。
How it started How it’s going pic.twitter.com/A1kwjvwyIw
— Simu Liu (刘思慕) (@SimuLiu) August 9, 2021
View this post on Instagram
シュー・ウェンウー役のトニー・レオンのプロフィール
トニー・レオン(Tony Leung・梁朝偉)
- 香港の俳優・歌手として活動。
1962年6月27日生まれ、59歳(2021年9月現在) - 18歳の時に香港最大手のテレビ局TVBの俳優養成所に合格し、翌年に正式契約。
- 児童向け番組の司会を経て、金庸(きんよう:小説家)の人気武侠小説を原作とした、時代劇「鹿鼎記(ろくていき)」などのヒットドラマに出演。
- TVを中心に活躍した後、1983年頃より映画界に転身。
- 2000年に「花様年華(かようねんか)」でカンヌ国際映画祭で香港人初の男優賞を受賞。
その後も数々の賞を受賞し、国際的に高い評価を受けました。
香港の作品だけでなく中国の名作、話題作、大作に出演した事により、香港から日本などを含む東アジアで人気を集めています。
2021年9月に日本公開されたMCU最新作「シャン・チー テン・リングスの伝説」で、シャンチーの父親シュー・ウェンウーを演じ、ハリウッドデビュー。
トニー・レオンは長期休職に入っていましたので、これは復帰作として話題になりましたね。
トニー・レオンのハリウッドデビュー作「シャン・チー テン・リングスの伝説」について
悪に染まった主人公の父(シュー・ウェンウー)が、テン・リングスを率いて伝説の腕輪を操り、世界を脅かすヴィランをトニー・レオンが演じています。
しかし、数々の名作・話題作に出演してきた名優であるトニーは、幾度となく海外からのオファーを断っていたので、本作でめてのハリウッド映画出演となりました。
トニーは、「今の自分は安全地帯を出るべき年齢、今まで挑戦しようとしなかったことに挑むべき年齢」だと考えていたようで、本作のオファーが来た時に「自分の直感を信じようと思った」と語っていました。
こちらが出演について語ったインタビューの映像です。
監督のデスティン・ダニエル・クレットンは「僕が仕事をした最も献身的な役者であり、最も仕事に集中する役者です」「彼がレジェンドであるのにはちゃんとした理由がある」と、トニーを絶賛していました。
マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長も、「たくさんの映画スターや伝説的人物とご一緒してきましたが、セットで彼をお見かけした時、ほとんど言葉を失ってしまいました。まるで空から降りてきた異世界のスターのようだったから」と、思わず言葉を失った事を語っています。
また、彼の共演者、政策に携わるスタッフまでもが感銘を受けたと言います。
そして、本作を鑑賞したファンたちからは「悪役としての繊細な演技がたまらない」「アクションと繊細な表情の演技がほんと素晴らしかった…」「好きなヴィラン1位更新したかも」など称賛の声が続々と寄せられ、彼を観た人全てを魅了しているようでした。
特殊能力も持ったカンフーの達人という設定だけに、イップ・マンを描いた「グランド・マスター」で詠春拳(中国武術)を習得した彼がどのようなカンフーアクションを披露するのかが見物です。
あらすじ
「アベンジャーズ」シリーズを中心にマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を展開するマーベル・スタジオが、最強の力を持ちながらもそれを封印してきた心優しきヒーロー、シャン・チーを主人公に描くアクション大作。犯罪組織を率いる父に幼いころから厳しく鍛えられ、最強の存在に仕立て上げられたシャン・チー。しかし心根の優しい彼は自ら戦うことを禁じ、父の後継者となる運命から逃げ出した。過去と決別し、サンフランシスコで平凡なホテルマンのショーンとして暮らしていたシャン・チーだったが、伝説の腕輪を操って世界を脅かそうとする父の陰謀に巻き込まれたことから、封印していた力を解き放ち、戦いに身を投じる。「アイアンマン」シリーズなど、これまでのMCU作品で名前が登場していた犯罪組織「テン・リングス」の謎が明らかにされる。主人公のシャン・チー役には中国系カナダ俳優のシム・リウが抜てきされ、トニー・レオン、オークワフィナ、ミシェル・ヨーら実力派俳優が共演。「黒い司法 0%からの奇跡」のデスティン・ダニエル・クレットン監督がメガホンをとった。
引用元:https://eiga.com/movie/93862/
見どころ・感想
正直、エンドゲームの終わり方でMARVEL愛が燃え尽きていました。
そこで挽回のブラック・ウィドウ。
これ以上、MARVELへの愛は燃え上がらないだろうな〜なんて思っていました。(シャン・チー役の俳優さん全然知らない人だし)
しかし、トニー・レオンが出演してるカンフーアクションという事で、とりあえず見てみる事に。(カンフーは大好物なので笑)
結論から言うと、MARVEL最高。
ファンタジー要素が多めで、今までのとは一味違ったMARVEL。
主人公の友人ケイティは、一般人のはずなのにドライビングテクニックがケン・ブロック選手並み(笑)
役に立ちすぎて、シャンチーとケイティのダブルヒーローにすれば良かったのにとも思ってしまいましたが、、
そのケイティ役を務めているのは、オーシャンズ8で話題となった遅咲き女優オークワフィナ。
そして、この作品の見所はなんと言ってもアクションシーン。(まあ、MARVELだしね)
新たな「アジア系ヒーロー」は、マーベルヒーローお馴染みのド派手なアクションだけではなく、中国の武術も織り交ぜられているため、舞うように戦う描写がとても美しく、観ているだけで風を感じるようでした。
また、作中に父のウェンウーが婚前の妻と戦うシーンがあり、これを機にウェンウーは妻イン・リー(ファラ・チャン)に惚れ、結婚に至りますが、これにはとても心が弾みました。
トニー・レオンとファラ・チャンが同画面で舞ってる姿は芸術です。
ただ、もう少し長めに、この戦闘シーンを設けて欲しかった、、本当に美しい。
しかし、ただ綺麗なだけでなく、派手で迫力もあるところがMARVELらしく素晴らしく思いました。
そして、もう一つの見所はテン・リングス。
まだ観てない方は、10個のリングでどういったアクションを繰り広げるのかを想像してから鑑賞しても楽しめるのではないでしょうか。
ビックリするくらいシンプルな使い方ですが。(笑)
前半はアクション映画、後半はファンタジー映画になっていて、総合的にスピード感もバランスも抜群。MARVEL天才!
(龍は気になったけど、、)
アクションとSFとファンタジーが上手くまとめてあり、MCUの過去作からは想像もつかない展開の内容でしたが、今後シャン・チーがヒーローとして、どんな成長を遂げていくのかに期待でき、「エターナルズ」も公開されましたので、MCUの今後にも期待ですね。
フェーズ4も長いお付き合いになりそうですな〜。楽しみ楽しみ!
「シャン・チー/テン・リングスの伝説」視聴方法
2021年11月12日からディズニープラスにて配信されます!!
以下、ディズニープラスでの視聴方法を記載しています。
まずはディズニープラスを登録します。
>> 【公式】Disney+(ディズニープラス)|6つのブランドが見放題 (disneyplus.com)
ドコモ経由でディズニープラス登録
ドコモ経由の方がお得な特典があるので、「ドコモからの入会限定」から登録していきます。
- メールアドレスの入力
- ワンパスワードの発行
- 会員情報の入力
- 視聴
スマホだと電話認証など面倒な処理が増えるので、パソコンでやるとスムーズです。
ドコモ回線を持っていない場合のディズニープラス登録
「ドコモのケータイ回線をお持ちでないお客様」をクリックすると、メールアドレスの入力フォームが表示されます。
- メールアドレスにパスワードが送られてくるので、そのパスワードを入力
- 会員情報を入力
- 完了したら、ディズニープラスにログイン
- あとはシャンチーのページから再生ボタンをクリック
これで、視聴可能です!
ディズニープラス以外で「シャン・チー/テン・リングスの伝説」を視聴する
残念ながら現時点(2021年11月時点)では、ディズニープラス以外での配信はされておらず、DVDの購入のみとなっています。
現時点でのスケジュールでは、12月10日~レンタルが開始される予定なので、詳しい情報が分かり次第更新していきます。