- 「現代ホラーの頂点」(USA TODAY)
- 「史上最も恐ろしい」(The Guardian)
- 「新世代のエクソシスト」(Time Out)
- 「骨の髄まで凍りつく」(Hollywood Reporter)
など、メディアがこぞって本作品を絶賛しました。
日本国内でも「めちゃくちゃ怖い!」と話題になりましたよね。
2018年各メディアから「21世紀最も怖いホラー映画」として評価され、今もなお全世界のホラー映画好きを恐怖に震撼さ、あまりの恐怖で観客が声を出せなかったという逸話があると、折り紙つきの「今世紀最も恐ろしいホラー」です。
この記事では、全米を凍りつかせたホラー映画「ヘレディタリー 継承」の紹介をしていきたいと思います。
作品紹介
監督
Ari Aster(アリ・アスター)
主演
Toni Collette(トニ・コレット)
Gabriel Byrne(ガブリエル・バーン)
Alex Wolff(アレックス・ウルフ)
Milly Shapiro(ミリー・シャピロ)
Ann Dowd(アン・ダウド)
日本公開
2018年11月30日
上映時間
127分(2時間7分)
製作国
アメリカ
あらすじ
ジオラマ作家のアニー(トニ・コレット)は森の中の一軒家で夫スティーブ(ガブリエル・バーン)、息子ピーター(アレックス・ウルフ)、娘チャーリー(ミリー・シャピロ)と共に、母エレンと同居していた。
ある日、母エレンが亡くなり、その直後からこの物語は始まる。
アニーは、何かと家族に干渉し精神的にも問題のあった母エレンとは折り合いが悪く、愛憎入り交じる感情を抱いていたので、晩年の介護から解放されたはずのアニーだったが、何故か胸中は不安ばかり。
その不安が的中するように、グラハム家の人々に奇妙な出来事が起き始める。
夫スティーブにかかってくる不審な電話、息子ピーターとアニーの深まる確執、娘チャーリーの奇行の数々。
果たして娘チャーリーには何が起きていたのか、そして家族にふりかかる悲劇と言いしれぬ恐怖の正体は一体。
次々に起こる負の連鎖から逃れられることができるのか。
見どころ・感想
アリ・アスター長編映画監督デビュー作「ヘレディタリー 継承」、私は先に「ミッドサマー」を見て本作品を知りました。
「ミッドサマー」について現在、考察記事も書いており、伏線だらけで面白い映画だと感じていたので、アリ・アスターの他の作品を観ようと思ったのが本作品を観るキッカケになりました。
「ヘレディタリー継承」でも、もちろん伏線だらけですね(笑)
観終わったあと本作品を振り返り、「ミッドサマー」同様、様々な伏線の意味が分かりゾッとしました。
「ヘレディタリー継承」という分かりやすい邦題が付いているので、何かの呪いを受け継いぎ悪い方向に進んでいくんだろうと思っていたので、内容は確かにその通りはその通りでしたが、伏線回収や詳しいネタバレは伏せて感想を述べたいと思います。
分かりにくい部分もありましたが、黒幕であるアニーの母エレンにより、グラハム家は負の連鎖で崩壊していきます。
「ミッドサマー」は受け入れれたのでスッキリと観れましたが、「ヘレディタリー継承」は気持ち悪く、キツい。
しかし、難解な映画ではありますが、ストーリーの内容は置いておいて、ミステリー映画顔負けの伏線の数々と完璧な回収には、ハマる人も多いのでは?私はかなり好みです。
「監督は『オカルト、ホラーのふりをしているけど、自分としてはそのつもりで作っていない』と言っていた。『家族映画なんだ』と」と切り出し、今作に根底に流れる“血潮”を詳述していった。
引用:映画.com
現世的には家族の崩壊もテーマになっており、更に本が練り込まれているので、かなりよく観ないとアリ・スターの本当の意図には辿り着けないと思います。
また、ストーリーがしっかりしているので、何回観ても恐ろしく観れば観るほどほど面白い、じわじわ出てくる恐怖感…これに勝るホラー映画は出てくるのでしょうか。
本作品がアリ・アスターの長編映画デビューという事実がもうホラーです、今後どうなるのか期待しかありません。
彼の作り出す世界観が今後も楽しみですね。
しかし、“永遠のトラウマになる”かもしれないので、ご注意を!
チャーリー役ミリー・シャピロのプロフィール
ミリー・シャピロは2002年7月16日生まれの19歳(2021年現在)
チャーリー役を演じた「ヘレディタリー 継承」撮影当時はまだ15歳の少女のようです。
ミリー・シャピロが10才の時に出演した舞台「マチルダ・ザ・ミュージカル」で、主演のマチルダ役を演じ、映画より先にブロードウェイの舞台デビューを果たしていました。
Before starring in @HereditaryMovie, @MillyShapiro recorded two albums with her sister Abigail!
“Live Out Loud – Live at @54Below“: https://t.co/dqU1P2cLWN and “Time Reveals”: https://t.co/hjJICERZyT pic.twitter.com/yPYuGFMaQM— Broadway Records (@BwayRecords) June 12, 2018
「マチルダ・ザ・ミュージカル」は、作家ロアルド・ダールの児童文学作品『マチルダは小さな大天才』をミュージカル化した作品で、2013年度トニー賞で脚本賞を含む5部門を受賞した大ヒット作です。
また、ミリー・シャピロは歌手としても活動おり、姉のアビゲイル・シャピロと共にシャピロシスターズを結成。
Wikipediaにも職業「女優 歌手」となっており、歌手としてアルバムもリリース済みです。
ミリー・シャピロはハリーポッターの大ファン!
ミリー・シャピロの投稿から分かるように、スリザリンの制服を着て、マルフォイのパネルと写真を撮っており、かなりのハリポタファンだと分かりますね。
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ハロウィンの仮装でも、制服を着ていました。
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また、ルーナ役イヴァナ・リンチとのツーショットも撮っています。
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ミリー・シャピロは日本のアニメも大好き!
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ミリー・シャピロはコスプレが大好きなようで、特に日本のアニメが好きなご様子でした。
SNSにはミリー・シャピロのコスプレ写真が沢山投稿されていますよ。
「ヘレディタリー継承」での怪演とは印象が違いすぎて驚きました。
「ヘレディタリー継承」でミリー・シャピロが演じたチャーリーについて
ミリー・シャピロは「ヘレディタリー継承」の撮影当時15歳で、初めての映画出演でした。
しかし、恐怖感を引き立てる演出により、本当の彼女よりも不気味に見えるような加工が施されていたため、視聴者には「醜い」という言葉を沢山投げかけられたそうです。
TikTokに当時の気持ちを投稿していました。
@millyshaparoniI just remember when the trailer came out and one of the top three comments was about how ugly I looked hahahahhahahajahaahjzjsja live laugh love♬ STREAM 1 TRAIT BANGERS ON SPOTIFY – chronic the hemphog
I just remember when the trailer came out and one of the top three comments was about how ugly I looked
予告編が出たときのことを覚えています。トップ3のコメントの1つは、私がどれほど醜く見えたかについてでした。
とコメントしています。
わざと醜く見せていたとはいえ、何百万もの観客に、「醜い」と言われた経験は、現在19歳である彼女の心にいまだ響いているようですね。
しかし、ミリーは最後に「live laugh love(生きて、笑って、愛して)」と付け加え、あくまでも前向きな態度を示していました。
ミリー・シャピロの病気とは?
ミリー・シャピロは生まれつき歯や骨に影響を与える鎖骨頭蓋異形成症を患っており、彼女の母親と、姉のアビゲイルも同じ症状を抱えているそうです。
ミリーは同じ症状を抱えるドラマ「ストレンジャー・シングス」のダスティン役ゲイテン・マタラッツォとも交流を持ち、鎖骨頭蓋異形成症を抱える俳優同士のつながりを深めています。
@millyshaparoniSince a lot of people are commenting I look like Gaten Matarazzo I thought I would explain it for ya♬ original sound – Milly Shapiro
Since a lot of people are commenting I look like Gaten Matarazzo I thought I would explain it for ya
多くの人が私のことを「ガテン・マタラッツォ」に似てるとコメントしているので、説明します。
とコメントしています。
ミリー・シャピロは自身の疾患を広めるためにTikTokに動画投稿し、現在この投稿は100万回以上の再生回数を記録しています。