映画館で映画を鑑賞するのあれば、いい座席で観たいですよね。
しかし、「観やすい席・いい座席はここです!」なんて、もちろん映画館で教えてくれません。
この記事では、私のいつも意識している映画館で観やすい座席を劇場のタイプ別に紹介していきます。
劇場の座席レイアウトは大きくわけて2種類
私がこれまでに訪れた映画館の座席レイアウトは、大きくわけて2種類に分けれます。
- 客席250人前後以上の大型スクリーンの座席
- 客席150人前後程度の小型スクリーンの座席
この2種類です。
これから鑑賞する作品がどちらのタイプの座席レイアウトなのか確認をしておくと、座席選びがしやすくなります。
収容人数が250人以上の大型スクリーンの座席
収容人数が多い大型スクリーンでは、新作映画や注目映画、3D映画などの集客が多く予想される作品に使われています。
大型スクリーンでは前方と後方の間に通路があり、入り口から入場すると、中列から前方と後方に座席が別れているのが特徴です。
スクリーン自体が大きいため後方の方がより階段が急になり、前方は緩やかな階段になっています。
前方に近付くほどスクリーンとの距離が近く、見上げての鑑賞になるので、通路より前方座席の多くは着座姿勢の目線より、首を上げて上を見る姿勢になります。
収容人数が150人程度の小型スクリーンの座席
収容人数が少ない小型スクリーンでは、公開から時間が経った映画やマイナー映画など、比較的集客が少ない作品に使われています。
上映中同じ劇場内にいる観客の数が、4~5人だったりすることがありますよね。
小型スクリーンは大型スクリーンと違って前方と後方の間に通路が無く、入り口から入場した観覧者は最前列から後方に向かって階段を登りながら座席に着くのが特徴です。
また、傾斜が緩くなり前方と後方の斜面角度もほぼ同じ場合が多いので、大型スクリーンよりは見上げる姿勢にはなりにくいです。
何を観るかで座席の前後を決める
座席における前後とは、スクリーンから近い方が“前”、遠くなるほど“後”です。
繁忙期や人気作品は、自分好みの座席が選べないほど混んでいますよね。
混む順番としては、
- 後列
- 中列
- 最後列
- 前列
の順かと。
特に、何も考えずに座席を選ぶ方の大半は、後ろの方に座席を選んでいる気がします。
前列席は首を見上げなければならないので、あまり人気がないイメージですよね。
しかし!!
作品によっては前列席の方が鑑賞しやすい場合があります。
なので、何を観るかで座席の前後を決めることをお勧めします。
アクション・3D・IMAX映画を観るなら前列席
アクション映画を観るのであれば、迫力がある程いいですよね。
自宅では味わうことの出来ない迫力を体感するために、映画館に足を運ぶ方も少なくないのでは?
特にアクション映画での前後位置は、作品の迫力に大きく影響を与えます。
その迫力を味わいたいのであれば、前列席がオススメ。
例えば、IMAX作品はスクリーン画面は最大限広く使われるため、アーチのように曲線になっています。
スクリーンの形に伴い、座席もそれに応じて配置されているので、どの席からでも観やすい映像を楽しむことができます。
しかし、後列席に比べ前列席の方がスクリーン両端がギリギリ見える辺りなので、前列席では「臨場感」に加え「没入感」が感じられました。
例えるなら、プラネタリウムのような感じです!
![](https://i0.wp.com/556movie.com/wp-content/uploads/2021/11/S__29663274.jpg?resize=1200%2C630&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/556movie.com/wp-content/uploads/2021/11/S__29663273.jpg?resize=1200%2C630&ssl=1)
このように比較してみると、前列席の方が迫力があっていいと思いませんか?
字幕を観るなら後列席
字幕は映像鑑賞と別に、スクリーン下部に表示される文字を目で追わなければなりませんよね。
字幕無しでも理解できる方は例外ですが、、、(笑)
後列席だと、無理なく映像と字幕が把握できます。
前列席だとスクリーンとの距離が近いので、映像を観つつ下部の字幕にも目を向けないといけないため、上部と下部を交互に見ることに。。。
字に目を向けている間に映像が進んでしまったり、その逆も考えられます。
せっかく映画館まで足を運んだのに、内容を把握出来ないなんて事態は避けたいですよね。
誰と観るかで座席の左右を決める
「周りを気にせず、せっかくだから真ん中の方で観たい!」という方は、もちろん真ん中で観てください(笑)
「まだ小さい子供と来てる」「彼女or彼氏との映画館デート」という方は前後席はだいたい決まってるけど、座席の左右で悩む方もいらっしゃるかと。
座席の左右については、作品よりも誰と観るかによって選ばれ方が違います。
1人鑑賞なら、自分の1番いい場所を!
1人であれば誰の事も気にせず映画に集中できるので、なるべく作品に合わせてベストな座席をおすすめします。
が、
- エンドロールを最後まで観ない
- スクリーンの外に出ることが多い
などの理由で端の方を選ばれることもあるかと思います。
なので、自分が1番観やすい(楽に動ける)座席をおすすめします。
小さい子供連れファミリーは通路側がおすすめ
子供連れの方は通路側がおすすめです。
その理由としては、トイレ問題。
鑑賞途中で子供がトイレに行きたくなるのは想定内の出来事ですよね。
真ん中の方で座席を取ってしまうと、トイレに立つ際に他の座席の方の前を横切って通路まで出ることになります。
自分だけならともかく、上映中の暗闇を子供を連れて他の座席の方の前を横切るのは少々大変です。
横切る最中に、子供が他のお客さんのポップコーンをひっくり返した!
なんて事になった日には映画どころではありませんからね。
映画館での感染症予防対策
映画館って感染症予防対策を徹底しているので、3密(密集、密接、密閉)になりにくいんですよね。
「いやいや、映画館は密閉空間だから“3密”だ!」
なんて疑問を持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、上映が始まると会話をする人がいないので、マスクをしっかり装着していれば飛沫は、ほぼ飛ばないと考えて大丈夫です。
また、映画館の多くは“20分に一回ほど館内の空気が入れ替わる換気システムを導入している”という内容の劇場館内の換気システムに関する紹介映像が上映前に流れます。
この事から、映画館内は密閉空間とは言いにくいと思います。
各映画館ではガイドラインを定めており、最新の対策を公式サイトで積極的に発信する映画館も多くあるので、気になる方は事前にチェックしてみてくださいね。
まとめ
映画館のベストな座席というのは人それぞれで、「この席がいい!」と拘りもあるかと思います。
この記事の内容は、あくまでも私個人が映画館の座席を選ぶときに考えていることをまとめたものであるという点をご了承ください。
せっかく映画館まで足を運んで観るので、作品を最大限楽しめる座席で観てくださいね。